2018/04/14
アニメが開始された年、1996年に放送された全42話中、殺人が発生しない回は14話でした。意外でしたしょうか?約3分の1は死人がでていないんですね。少年探偵団メインの話が多いですね。
※全シーズン分をまとめようとしましたが、思ったよりも数が多かったのでシーズン毎に分けてみました。
■シーズン1
sponsored link
目次
第2話:社長令嬢誘拐事件
(ほのぼの度★★★★☆)
© 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
メインキャラ
江戸川コナン・毛利蘭・毛利小五郎
あらすじ
小五郎のもとへ、久しぶりの依頼が入る。その内容は、資産家の娘が黒ずくめの男たちに誘拐されたというもの。コナンを小さくした組織の関与を疑い、小五郎に付いて依頼主の元へと向かうコナン。誘拐現場を目撃した執事の話を聞くも、感じる違和感…。なれない体で、犯人を突き止め、誘拐された晶子ちゃんを救い出すことができるのか…!
ひとこと
つい数時間前まで新一だったコナン、目の前に事件が起きれば、体が小さくなるなんて摩訶不思議な現象については二の次です。まだコナンとしてのキャラが確立されていないようで、新一口調で大人たちの会話に割り入って小五郎の鉄拳を食らっています。初期なので、今のようなモデル体型ではないキャラクター達(コナンは逆に背が高い)と、序盤の博士の4頭身スタイル。依頼人宅の愛犬ジャンボ(人んちの犬)を華麗に乗り回すコナンには必見です。
第4話:大都会暗号マップ事件
(ほのぼの度★★★★★)
© 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
メインキャラ
江戸川コナン・少年探偵団
あらすじ
美術館を訪れていたコナンと探偵団たちは、謎の記号と「ORO」という文字が書かれた紙を拾う。それが宝の地図だと舞い上がる探偵団たちにしかたなく付添い、記号が示す場所へと順に向かう。そんな一行を尾行する怪しげな男たち。実は現在逃亡中のイタリアの強盗団が落とした、金貨の隠し場所を示した暗号だった。コナンは暗号を解くことができるのか…!
ひとこと
少年探偵団初登場回です。特に説明もなくナチュラルに登場し、行動を共にしています。好奇心旺盛な探偵団に振り回されつつも、大好きな暗号にまんざらでもないコナン。最終的にとっても危ない目に合うのですが、全てを諦めている探偵団たちの発言がまたかわいいです。リアルタイムでこの回を見ていた子供たちにとっては、割と印象に残っている回なのではないでしょうか。順調に暗号解読を進める子供たちの「ソレー!」がかわいいです。
第5話:新幹線大爆破事件
(ほのぼの度★★★★★)
© 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
メインキャラ
江戸川コナン・少年探偵団・毛利蘭・毛利小五郎
あらすじ
友人の結婚式に出席するために京都へ向かう新幹線の中で、黒づくめの男二人組と遭遇。思いがけぬチャンスに心躍らせるも、そっくりな別人であると判明しがっかりする。しかし、二人のただならぬ様子に、会話を聞こうと盗聴器を仕掛ける。そこで聞こえたのは、二人が取引した相手に爆弾入りのアタッシュ・ケースを渡し、あと40分で爆発するという内容だった。コナンは取引相手を突き止め、爆破を阻止することができるのか…!
ひとこと
「こっぱ!」振り返った黒づくめの二人が、まったくの別人と分かった時の衝撃…!ギャグアニメかと思いました。なぜか同行している少年探偵団が邪魔なようで救世主でもあります。毎度の事ですが、コナンの必死な訴えに全く耳を貸さない大人たちが残念というか、コナンがかわいそうです。今となっては少年探偵団の心強い味方である愛すべき高木刑事がいますが、この頃はきっとまだ採用試験に受かっていないのでしょう。もしくは研修中なのかもしれません。グリーン車でいらいらしているサラリーマンは、なんとなく面白いキャラです。光彦君の新幹線知識がすごいです。
第7話:月いちプレゼント脅迫事件
(ほのぼの度★★★★☆)
© 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
メインキャラ
江戸川コナン・毛利蘭・毛利小五郎
あらすじ
毛利探偵事務所に、小川という依頼人がやってきた。2年前から、名前も住所もデタラメな差出人から毎月お金とオモチャが送られ、気味が悪いという。さらに、今日送られてきた現金には「2500万円払い終わりました。引き替えにいただきに参ります」という手紙が同封されていた。小五郎は、小川さんの所有する2000万円相当の絵が狙われていると確信し、勤め先の病院へと向かう。コナンは犯人の目的を突き止める事ができるのか…!
ひとこと
スーパーで買い物する蘭に、探偵団達が絡んでいる場面で始まります。今回は、事件解決の依頼ではなく、いわば贈り物の差出人を突き止めるお話です。並行して進む蘭の謎解きストーリーと、コナンの奇行描写は毎回吹き出してしまいます。初期なので、コナンの正体の隠し方がだいぶ甘いです。そりゃあ蘭も怪しむわ…。
第10話:プロサッカー選手脅迫事件
(ほのぼの度★★★★☆)
© 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
メインキャラ
江戸川コナン・毛利蘭・毛利小五郎
あらすじ
毛利探偵事務所に、赤木量子と名乗る女性がやってきた。新一を捜してほしいと言う彼女は、自分は新一の彼女だという。納得のいかない蘭は、量子の家へと乗り込む。そこでの量子の本当の依頼内容を知るコナン。新一を捜すためにムキになっている蘭をかわしつつ、事件の真相に迫ることができるのか…!
ひとこと
蘭の嫉妬が爆発しています。どういう感情なのでしょう、これだけ心配してるのに彼女だと!なのか、私以外の女だと…!なのか。とにかく蘭が怖いです。コナンに事件よりも手ごわいと言わしめます。ですが、この状態の蘭は無敵です。コナンもコナンでボロを出しまくりなのですが、どうにかこうにか蘭の追跡から免れます。結局この回しか登場していないレアアイテム、弁当型携帯FAXが登場します。博士、なぜ弁当型にした…どうしてもカモフラージュしたらしい。
第12話:歩美ちゃん誘拐事件
(ほのぼの度★★★★☆)
© 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
メインキャラ
江戸川コナン・少年探偵団
あらすじ
公園で探偵ゴッコ(かくれんぼ)してあそぶコナンと少年探偵団。元太が探偵(オニ)となるも、いくら探しても歩美ちゃんが見つからない。仕方ないと探偵バッチで呼びかけると、なんと移動中の車のトランクの中だと言う。その車が少女誘拐事件の犯人の車であると確信したコナンは、歩美とのやりとりの中で得た情報をもとに車を追う。はたしてコナン達は歩美を救い出すことができるのか…!
ひとこと
オチを知ってるか知ってないかでだいぶ見方が変わります。知っていると、間違いなく満点ほのぼの回です。なんといっても、犯人が完全に被害者です。車のトランクから、運転席と助手席に座る男たちの会話まではっきりと拾うバッチの性能、さすが博士。歩美ちゃんの天真爛漫な性格に、振り回される男の子たちがかわいいです。スケボーに3人乗りします。なんだかスケボーのサイズがでかくなってない…?終盤のカーチェイスならぬスケボーチェイス、犯人の車を見つけたときのコナンが若干狂気です。灰原さん登場前なので、マドンナポジションを独り占めの歩美ちゃん。
第14話:謎のメッセージ狙撃事件
(ほのぼの度★★★★☆)
© 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
メインキャラ
江戸川コナン・毛利蘭・毛利小五郎・少年探偵団
あらすじ
川原で遊んでいたコナンと少年探偵団たち。そこで、風船のくくられたラジコン船を見つける。その直後、風船は銃声とともに破裂する。双眼鏡で対岸のビルを覗くと、屋上で拳銃を突き付けられた男が無理やりにライフルのテスト射撃を行わさせれていた。男たちがいなくなったのを確認し、ビルに向かうと、でたらめな数字が入力された電卓が残されており、拳銃を突き付けられていた男からのメッセージだと直感したコナン。このメッセージを解読し、男を救うことができるのか…!
ひとこと
少年探偵団と、保護者担当蘭と、無理やり巻き込まれる小五郎の図です。なんだかんだ車(しかもファミリーカーをレンタル)を出してあげる小五郎も優しいです。今回もいわば事件を防げるのか、コナン!の回で、殺人はおこりません。誘拐は起こってますが。いつもながら、小五郎から電話を受けた目暮警部の「おぉ~毛利君!!」のテンションが好きです。しかし、新一からかかってきた時の方がテンションは高いです。なんだかんだ新一の方が推理の腕を信頼しているのでしょう。カードタイプの、ちょっと気合入れないと押せない電卓が懐かしいです。
第17話:デパートジャック事件
(ほのぼの度★★★★★)
© 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
メインキャラ
江戸川コナン・少年探偵団
あらすじ
仮面ヤイバーショーを見にデパートにやってきたコナンたち。ヤイバーにもらったサインを忘れた事に気づいた元太は、閉店後に取りに戻るも、結局デパートに閉じ込められてしまう。事情を話そうと警備室に向かうが、強盗団に遭遇してしまった。コナン達は強盗団から無事逃げ切ることができるのか…!
ひとこと
強盗団VS少年探偵団。この手のお話も割と多いですね。ちなみに、デパート名はマルタンデパートだそうです。結構いいデパートですね。コナンのSSクラスの運動神経が垣間見えます。マネキンを並べたり、即席で罠を張ったりと、強盗団に対抗する方法がホーム〇ローンを思い出します。どういう意図なのか分からないですが、強盗団たちがヤイバーとジョッキーのスーツを着てるのがまた笑えます。
第18話:6月の花嫁殺人事件
(ほのぼの度★★★☆☆)
© 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
メインキャラ
江戸川コナン・毛利蘭・鈴木園子・目暮警部・松本警視
あらすじ
新一と蘭の中学時代の恩師、松本小百合の結婚式に招かれた蘭たち。切れかかったビデオカメラの電池を買いに出ていった蘭と園子がいない間、小百合は子供時代の思い人が新一に似ていたとコナンに話す。式の時間が迫り、控室を出た直後、妙な物音がした。急いで戻ると、小百合が苛性ソーダの混入されたレモンティーを飲み吐血して倒れていた。容疑者は新婦の控室に出入りした4人(松本の父、小百合の友人、小百合の教え子、新郎)に絞られる…。
ひとこと
中学時代の恩師の結婚式。なぜ蘭が招待されたのか…そういうのは置いときましょう。今回は被害者が病院に運ばれ、かろうじて一命をとりとめた。一歩間違えれば殺人事件になるところだったお話です。気になるのが、先生の3年後が最後に紹介されるのですが、3年後…。今や90巻以上単行本が発売されているのですが、それでも物語中では1年経ってないです。…3年後、3年後って…。あなたはどうなってんのよ、コナン君。
第20話:幽霊屋敷殺人事件
(ほのぼの度★★★☆☆)
© 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
メインキャラ
江戸川コナン・少年探偵団
あらすじ
歩美が見つけてきた幽霊屋敷に乗り込み、おばけ退治をすることになった少年探偵団と、無理やり付き合わされたコナン。そこは5年前に主人が何者かに殺害され、以降空き家となっている屋敷だった。屋敷内を巡る中、窓が開いているのに床が濡れていなかったり、水道が使えることに疑問を持つコナン。そのとき、一人でトイレに行った光彦の悲鳴が…!続いて姿を消した元太の二人を捜しに屋敷内を捜索する。コナンはこの奇妙な現象を解き明かし、光彦と元太を探し出すことができるのか…!
ひとこと
好奇心旺盛だけど怖がりの歩美ちゃんと、歩美ちゃんにいいところを見せたい光彦と元太。無理やり付き合わされ、保護者同然のコナン。つくづくこの子たちの勇気と不運さには驚きます。そしてこの子たちの保護者が大層心が広いですね。ストーリーは、過去に起こった殺人事件の謎を探る物語なのですが、コナン達の目の前では事件は起こりません。雰囲気は場所が幽霊屋敷と会って、少々ダークです。だがしかし、歩美ちゃんがコナンに惚れるのも無理ない…。
第24話:謎の美女記憶喪失事件
(ほのぼの度★★★☆☆)
© 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
メインキャラ
江戸川コナン・毛利蘭・毛利小五郎
あらすじ
2か月前に小五郎(コナン)の推理で逮捕された湯田が刑務所を脱走した。自分を逮捕した小五郎に恨みを抱く湯田。そんな時、小五郎たちの目の前に様子のおかしい美女が現れる。病院に連れていったところ、医者から記憶喪失だと聞かされる。彼女のために、記憶を取り戻そうと各所を巡るが、小五郎に忍びよる魔の手が…!
ひとこと
相変わらず美女に弱い小五郎。相手が美女だと報酬そっちのけで献身的に事件解決のために奔走します。それを監視する蘭。蘭も大変ですね。事件の主軸は脱走した湯田なのでしょうが、複雑に絡み合っているので、初めてみたときはいまいちよくわかりませんでした(ぼーっと見ていたせいです)。洋本の1ページだけで、高級ホテルに置いてある聖書だとわかるコナン。それに引けをとらないくらいに理解できている蘭。きっと蘭ちゃんも負けず劣らずかしこいのでしょう。だってたびたび登場する小説家に対し、「あぁ!もしかしてあの本を書いてる!私読みました!」って言ってますもんね。空手と事件の合間に読書もしてます。偉い!そしてホテルのドアマンがかっこいい。
第25話:偽りの身代金誘拐事件
(ほのぼの度★★★☆☆)
© 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
メインキャラ
江戸川コナン・毛利蘭・毛利小五郎
あらすじ
蘭の同級生、直子が誘拐され、身代金が要求された。直子の父は埠頭で受け渡しを行おうとするも、警察が張り込んでいる事を理由に犯人は受け渡しの行いを拒否し、警察の目の前で直子を乗せたまま海中に転落してしまった。しかし引き上げられた車には犯人の姿も、直子の姿もなく、残っていたのは金づちのみ。後日、転落現場近くに不審なクルーザーがいたことを知り、犯人も直子も生きていると確信するコナン。事件の真犯人を暴き出し、直子を救うことができるのか…!
ひとこと
蘭ちゃん有能ですね。毛利探偵事務所のカウンセラーです。直子が誘拐されたのは自分のせいだと泣き叫ぶ秘書を見て、小五郎「蘭!(ケアしてやれ)」→蘭「うん」の流れがスムーズすぎて驚きます。そして夕暮れの川を眺めながら、推理を巡らすコナンがなんだかノスタルジーです。あぁ。1996年に戻りたい…(われ幼稚園児)。コナンに簡単に乗せられる小五郎もかわいいです。
第33話:探偵団サバイバル事件
(ほのぼの度★★★★★)
© 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
メインキャラ
江戸川コナン・少年探偵団・阿笠博士
あらすじ
川原でのキャンプ場で、博士に宝の地図を渡されたコナンと少年探偵団達。地図を頼りに冒険を進めていくコナンたちは、同じような地図を持つ怪しげな男二人組と出会う。地図に書かれた暗号を順に解いていき、たどりついたその場所には何が?そして怪しい二人組の正体とは…!?
ひとこと
暗号の書かれた宝の地図を頼りに進んでいくコナンと探偵団たち。謎解きとサバイバルおばあちゃんの知恵袋はもっぱらコナン担当ですが、適度なギャグというか、子供たちのドタバタ加減がほっこりします。犯人たちの悪い男度も低めです。しょっちゅうキャンプや旅行に赴く博士と愉快な子供たちですが、記念すべきその第1回目のキャンプです。子供たちの戻りを待ち、粛々とご飯の準備をする博士にもほっこりです。
第41話:優勝旗切り裂き事件
(ほのぼの度★★★★★)
© 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
メインキャラ
江戸川コナン・毛利蘭・毛利小五郎・鈴木園子
あらすじ
米花高校野球部の遠征試合の応援に来たコナンたち。昨年の優勝校である相手校、修好高校を相手に楽典勝利した米花高校。しかし、試合終了直後に、修好高校の昨年の優勝旗が切り裂かれるという事件が発生し、責任をとって野球部の大会出場を辞退するという校長。はたして犯人の意図とは?コナンは犯人を突き止める事ができるのか…!?
ひとこと
被害者は優勝旗です。被害者は出ません(ある意味野球部が被害者ですが…)。高校球児に囲まれる小五郎がとても大人に見ます。そして出来た男子高生も出て来ます。事件は蘭達の通う高校ではなく、小五郎がお得意にしている居酒屋の息子さんが所属する高校野球部の遠征先の修好高校で起こります。完全に関係のない高校でたまたま起こった事件です。