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【未来少年コナン】全話あらすじ、キャラクター・動物・メカまとめ

time 2018/03/06

コナンと言えば…今はもっぱら「見た目は子供、頭脳は大人」の”名探偵コナン”でしょう。…が、その昔(その昔?)は別のコナンが覇権を握っていました。その名も…未来少年コナン!!

私はアニメ好きの母の影響で、幼少期にビデオで見ました。最近名探偵コナンを繰り返し視聴している中でふともう一人のコナンの存在を思い出し、20年ぶりに視聴してみたろか。となりました。

20年前の記憶…

ふしぎの海のナディアとセットで借りたビデオで見ていました。ド田舎出身のため、リアルタイムで見れるアニメは週に1-2本でしたので…。県外の親戚の家に泊まると、夜7時台のゴールデンタイムに2本続けてアニメが放送されていることに衝撃でした。今は昔の話ですが。

さて、20年ぶりに未来少年コナンを見ようと思い立ったのですが、その内容について、見事に記憶にございません。登場人物もコナンしか覚えていない…。

そこで視聴前にネットで簡単に調べてみました。…あぁいたよ上半身裸の髪型が笠みたいな頭の子!その他のキャラクターについては画像を見てもさっぱり覚えてませんでした。

そうして某動画配信サイトで一気見。

見始めると部分的に「あったあった!」というシーンがありますね。Bパート前のパタパタアイキャッチとか、やけに走るコナンとか、悲し気なEDとか、うまそうとか(一番覚えてたのはうまそうだった)。

仲でも印象に残っていたシーンは、ダイス船長とジムシーが三角塔の地下通路で猛烈に走るシーンです。このシーンは子供の頃大興奮しました。そしてなぜだか記憶のすり替えが起こり、このシーンがふしぎの海のナディアのシーンだと勘違いしていた私。どおりで10年前くらいにこのシーン見たさにナディアを漁ってもたどり着かなかったわけだと、今更ながら一人で納得しました。

そんな筆者の思い出話はどうでもいいのですが、大人になって改めて見返すと、なんて完成度の高いアニメなんでしょう…!ビバ宮崎駿監督様です!3回くらい涙してしまいました。

未来少年コナンとは?…作品概要

原作 : アレグザンダー・ケイ『残された人々』
監督・演出 : 宮崎駿
脚本 : 中野顕彰、吉川惣司、胡桃哲
キャラクターデザイン : 宮崎駿、大塚康夫
作画監督 : 大塚康夫
絵コンテ : 早川啓二、とみの喜幸、石黒 昇、奥田誠治、高畑 勲 他
音楽 : 池辺晋一郎
制作会社 : 日本アニメーション
放送局 : 日本放送協会(NHK)
放送期間 : 1978年4月4日―10月31日 全26話

今日では世界的に著名な宮崎駿が初めて監督を担当した作品であり、NHKが放映した最初のセルアニメーションです。後の「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「紅の豚」にも見られるエッセンスがそこかしこに詰まった作品です。

舞台背景や個性的なキャラクター、そしてドキドキワクワクの展開…!全26話なのですが、中だるみがまったくなく、かといって説明不足もなく、全てが大好きです!

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未来少年コナン 全話あらすじ

2008年、核兵器以上の威力をもつ「超磁力兵器」が用いられた最終戦争が勃発し、世界の半分を一瞬にして消滅させる。五大陸は変形し地軸も曲がり、多くの都市が海中に沈んでしまった。

それから20年後、「のこされ島」では不時着した宇宙船(ロケット小屋)でコナンは育ての親・おじいと2人だけで暮らしていた。ある日、のこされ島に一人の少女・ラナが流れ着く。彼女はたくさんの人々とともに「ハイハーバー」という自然豊かな島で平和に暮らしていたのだが、「インダストリア」という国からやってきた者たちに攫われ、隙を見て逃げ出してきたのだった。

しかし、ラナを追ってやってきたインダストリアの行政局員たちによって再び連れ去られ、その際におじいは致命傷を負う。おじいはコナンに、「人間は一人では生きていけない」「仲間を探せ」と言い残し、息を引き取る。そうしてコナンはラナを救うため、仲間を探すためにのこされ島から旅立つ。

たった一人で旅をするコナンは、途中に出会った初めての仲間・ジムシーとともにインダストリアへと向かう船「バラクーダ号」に乗り込む。やがて到着したインダストリアは、木も草もない寂れたコンビ―ナート街で、中心には巨大な塔(三角塔)がそびえたつ科学技術の島だった。その港で、ラナを連れ去った飛行艇「ファルコ」や、のこされ島にやってきた行政局員のモンスリーの姿を見て、この島にラナがいるのだと確信するコナン。

一方、インダストリアは太陽エネルギーシステムの復活を画策していた。さらに行政局長のレプカは巨大な爆撃機「ギガント」による世界征服を目論んでいた。そのためには太陽エネルギーの権威であるラナの祖父・ラオ博士が必要であり、今だ掴めない博士の居場所を探るため、ラナを三角塔内に幽閉する。


ここまでが全26話中の5話くらいです。それ以降は、インダストリからの脱出~ラオ博士との出会い・再開~ハイハーバー~再びインダストリアへ~ギガント(レプカとの最終決戦)~大円団(のこされ島への帰郷)となります。すべてを書いているとネタばれかつ1万字くらいになりそうなのであらすじは序盤のみとさせていただきました。

どうでしょう?なんとなく舞台背景は掴めましたでしょうか??

未来少年コナン キャラクター紹介

コナン(CV:小原乃梨子)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

主人公。のこされ島で誕生した12歳の少年。人並外れた身体能力と驚異のパワー持ち、手製のモリを愛用している。足を手のように自在に操り、一度掴んだものは離さない足技を持つ。素直で優しい心を持ち、おじいの遺言を受けてラナを救い出そうと島を出る。物心ついた時には既におじいと2人暮らしであったため、ラナが初めて見る女の子だった。いざという時の判断力と行動力は周りの大人をも凌ぐ。

ラナ(CV:信沢三恵子)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

12歳のラオ博士の孫娘。自然豊かで平和な島・ハイハーバーで生まれ、叔母(ラオ博士の娘)夫婦の元で暮らしている。テレパシー能力を持ち、ラオ博士と意思疎通を図ることや、アジサシのテキイと心を通わすことができる。インダストリアの陰謀により誘拐されるも、逃げ出して漂着した先の「のこされ島」でコナンと出会う。優しい心と強い意志を持ち、コナンや仲間たちとともに困難に立ち向かう。

ジムシー(CV:青木和代)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

コナンがのこされ島を出て、はじめてたどり着いた島である「プラスチップ島」で一人で暮らしていた10歳の少年。コナンと同等の身体能力を持ち、初めは衝突するもお互いの実力を認め合い打ち解ける。首に巻いているのはコナンが乗ってきた船の帆である。友情に厚く、小言をこぼしながらもコナンのために必ず協力する。ハイハーバーでは子豚をもらい、「うまそう」と名付け大事に育てている。物語後半のダイスとの名コンビぶりが必見。

ブライアック・ラオ(CV:山内雅人)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

ラナの祖父で、太陽エネルギーの開発に関わった科学者チームの生き残り。インダストリアからの脱出を図った際に負傷し、別人のような容姿になった。それを利用して、「パッチ」と名乗って素性を隠し、サルベージ船の責任者となってひそかにハイハーバーへの帰還を画策していた。そこでコナンと共に漂着したラナと再会する。テレパシー能力を持ち、言葉を介さずともラナと意思疎通を図ることができる。

ダイス(CV:永井一郎)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

インダストリア貿易局員で、プラスチップ回収船「バラクーダ号」の船長。ラナをハイハーバーから拉致した張本人。インダストリアの船だと知り乗り込んだコナンと、それに着いて来たジムシーを船員として働かせる。レプカの本心を知り、インダストリアに反逆してラナを三角塔から連れ出し、やがてコナンたちの味方となる。インダストリア周辺の海域を正確に把握しており、船員たちからも信頼され、また船員思いでもある。行政局員のモンスリーに対し、初めはいけ好かないと嫌っていたものの、共に行動する中で徐々に好意を寄せる。ジムシーとはいいコンビ。

モンスリー(CV:吉田理保子)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

インダストリア行政局次長であり、飛行艇「ファルコ」の船長。のこされ島からラナをインダストリアに連行する。20年前の大変動の際に家族を失い、海で漂流していた所をインダストリアの船に救助されるという過去をもつ。美人で聡明、行動力があるが冷たい女性。コナンの行動力と身体能力に期待し、インダストリア市民として教育しようとするも、コナンにはことごとくしてやられる。ハイハーバーでの敗北の後、コナンと行動を共にする中で考えが変わり、コナン達に協力する。「ばかね」が口癖。

レプカ(CV:家弓家正)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

インダストリア行政局長。巨大爆撃機「ギガント」の復活と世界征服のため、最高委員会の指示も聞かずに独裁政治を始める。目的遂行のためには手段を選ばない冷徹かつ卑劣な男。コナン達がハイハーバーから再びインダストリアにやってきた際、ラナを連れてフライングマシンで逃げ出そうとした所をコナンに撃墜される。一度は死亡したかに思われたが、ギガントの復活という最悪な形でその生存を皆に知らしめる。「天空の城ラピュタ」のムスカは、レプカの末裔である。

おじい(CV:山内雅人)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

のこされ島でコナンと暮らしていた老人。20年前の大変動の際、地球を脱出する宇宙船の船長であったが、コナンの両親を含む9名の仲間とともにのこされ島に不時着する。ラナが漂着するまで他の生存者達の存在を知らなかった。ラナを追ってやってきた行政局員を追い返すために持ち出したロケット弾に、クズゥの銃撃が当たった際の暴発で致命傷を負い亡くなる。息を引き取る前、コナンに仲間を探すよう遺言を残す。

ドンゴロス(CV:神山卓三)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

インダストリアの貿易局員でバラクーダ号の乗組員。コナンとジムシーの教育係で、特にジムシーと仲が良い。

グッチ(CV:増岡弘)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

インダストリアの貿易局員でバラクーダ号のコック。

パスコ(CV:池田勝)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

インダストリアの貿易局員でバラクーダ号の乗組員。ドンゴロスとは親友。

テリット(CV:納谷六郎)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

サルベージ船の書記。二等市民になるための点数稼ぎに必死で、サルベージ船の責任者であるパッチを目の敵にしている。ラナとパッチの関係、そしてパッチの正体を知ってインダストリアに密告する。

ルカ(CV:水鳥鉄夫)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

サルベージ船の雑用係。ラナと同じ年頃の孫娘がいたようで、コナンとラナを気にかけ、優しく接する。パッチの事を信頼している。

ルーケ(CV:田中秀幸)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

インダストリアの地下住民のリーダー。レプカの政策に反対したため囚人となり、投獄されていた所をコナンの助けを借りて脱獄する。その後はコナンに協力している。

ルーケの父(CV:山内雅人)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

インダストリアの地下住民。息子であるルーケを助け出してくれたコナンに感謝の意を示す。おじいと容姿がそっくりで、コナンは彼を「おじい」と呼んで懐くようになる。

メイザル(CV:斎藤昌子)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

ラナの叔母でラオ博士の娘。ハイハーバーで夫で医者のシャンと、ラナと3人で暮らしている。非常に面倒見のいい性格で、コナンとジムシーを快く受け入れる。

シャン(CV:中村武巳)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

メイザルの夫でラナの叔父。ハイハーバーで診療所を営み、メイザルとラナと3人で暮らしている。メイザル同様コナンとジムシーを受け入れ、彼らのよき理解者でもある。村の有力者。

オイトン(CV:水鳥鉄夫)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

ハイハーバーの村長。村民の事を大切にしているが、オーロの対応には手をこまねいている。

ガル(CV:宮内幸平)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

ハイハーバー漁労長。息子と共に海で漁を行うほか、村の皆のためにいけすで魚を育てている。コナンを気に入り、仕事や村の情報を与える。爆弾作りが趣味で、ハイハーバーでの行政局員との闘いで使用し、ガンボートを沈没させることに成功する。ラナを連れてやってきたバラクーダ号にも爆弾で穴を空けるなど、喧嘩っ早い性格のよう。

オーロ(CV:石丸博也)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

ハイハーバーの山向こうにある荒地で暮らす孤児たちのリーダー。働くのをやめ、勝手に幹部を名乗り遊んで暮らしている。ハイハーバーにやってきたモンスリーと手を組み、ますます村民を脅かす存在となる。反抗するコナンを目の敵にし、決闘を申し込む。

テラ(CV:つかせのりこ)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

オーロの妹。はじめはオーロ達とともにコナンと衝突していたが、やがてジムシーに好意を抱くようになる。

チート(CV:田中秀幸)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

ハイハーバーの山向こうにある荒地に住む青年。孤児で集まって家畜を育て、自律に向けて毎日働いている。

クズウ(CV:水鳥鉄夫)

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

モンスリーの部下。おじいが威嚇のために持ち出したロケット弾を暴発させる原因をつくってしまった。

インダストリアの最高委員会

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

政策の決定を行う学者であり、原子炉の維持管理を行う技術者。拉致されてきたラナや、反逆したダイスを気遣う温厚な性格の持ち主たちだが、レプカの横暴を阻止することができない政治的には無力な存在でもある。

テキイ

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

アジサシ。ラナの友達で、彼女のテレパシー能力により心を通わせることができる。

うまそう

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

ジムシーがチートから分けてもらった子豚。

ハナジロ

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

のこされ島のサメ。コナンの作ったいけすの魚を食い荒らしていた。

未来少年コナン 登場メカ紹介

バラクーダ号

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

プラスチップ回収のために造船された。船長はダイス。ハイハーバーへラナを送り届けたものの、勘違いしたガルの爆弾によって船に穴を空けられて浸水してしまう。後に修理され、コナンたちをのこされ島へと送り出すだめに出航する。

ファルコ

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

インダストリアの飛行艇。ギガント以外ではこの世界に残る唯一の飛行機。低速長時間飛行に優れ、偵察に適する。

ロボノイド

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

インダストリアの作業用ロボット。三角塔の建設用に使用されていたものの残り。両手両足が自在に動く。

フライングマシン

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

反重力装置で飛行する乗り物。バラクーダ号の船員はこのマシンを見て「どんぶり」と言い放った。

ガンボート

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

インダストリアに唯一残る軍艦。ハイハーバーの侵略の際に用いられた。

サルベージ船

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

沈没船を引き上げるために使用していた作業船。

ギガント

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

最終戦争で全世界を滅ぼし「大変動」が起きる原因をつくった巨大な爆撃機。一度大気圏外に離脱すれば、自ら太陽エネルギーを吸収して半永久的に飛行可能。唯一残った一機がインダストリアの三角塔地下に残されていた。

トロッコ

©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1978

トロッコ。随所で大活躍。

未来少年コナン 小話

・宮崎駿が初めて監督を担当した作品
・本放送時の視聴率は関東で平均8%と振るわなかった
・宮崎駿監督により、原作からストーリーや設定を大きく変更している
・1話目の大塚康夫によるラナの作画に不満を持った宮崎駿監督は、2話以降自身でラナの作画を行う
・脚本は実際ほとんど使われず、宮崎駿監督が絵コンテで大幅に修正
・歌手のGACKTさんがマネージャーに「コナン借りてきて」と伝え、名探偵コナンを借りてきたのに対して、「コナンって言ったら未来少年コナンに決まってるだろうが!」と怒ったそう


いかがでしたでしょうか。地球のほとんどが消滅した世界で征服を企む独裁者に立ち向かう少年少女たち。コナンやラナ、ジムシーのセリフが突き刺さり、シリアスな中にも宮崎駿監督らしいコミカルなシーンがちりばめられ、実は重いテーマなのにそれをいい意味で感じさせない前向きな物語です。

子供ができたら絶対に見せるぞ!と、薄い希望を抱いている筆者なのでした…。

 

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プロフィール

田舎者

一番好きなアニメ、漫画は名探偵コナンです。最近の日課はお風呂につかりながらアニメ(コナンおよびその他)を見ることです。素人目線で率直な感想を述べていきます

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