2018/04/14
FILE
File.1 甲冑の騎士
File.2 ダイイング・メッセージ
File.3 書けないペン
メインキャラ
江戸川コナン/毛利蘭/毛利小五郎/目暮十三
ゲストキャラ
落合館長/窪田/飯島/真中オーナー
場所
米花美術館
ストーリー
中世の甲冑が勝手に動いたという噂の米花美術館にやってきたコナンたち。絵画を眺める蘭に話しかけてきた老人は館長の落合だった。穏やかな表情ですべての作品を愛しているという彼は、一変し、素手で作品を扱っていた窪谷を怒鳴りつける。
そこへ、美術館のオーナーである真中がやってきた。彼はあと10日でこの美術館を閉鎖するのだと落合館長へ念を押し、さらに飾られている作品をガラクタ呼ばわり。そんな真中の物言いに、言葉を無くす落合館長。この美術館も来月には取り壊され、大きなホテルが建つのだという。従業員の飯島は50年の伝統を誇る美術館がなくなってしまう事に悔しさをにじませる。
その後は館長たちと別れ、各部屋の展示を見て回る。最後にやってきた「地獄の間」は、名前の通り薄暗く、地獄を思わせるような作品が展示されていた。その中でも「天罰」という題名の大きな絵に圧倒される。正義の騎士が悪魔を封じ込めた様を描いたという大迫力の絵をしばらく眺めていたところ、背後で水が滴るような物音がする。振り返ると、喉を剣で刺され、無残な真中オーナーの姿。
小五郎たちは通報を受けてやってきた目暮警部とともに、地獄の間に設置されていた防犯カメラの映像を確認する。そこに映っていたのは、甲冑を身にまとった犯人が真中に向かって剣を降り下ろす姿だった…。
注目ポイント
・蘭が困った時の必殺器物損壊(今回はロッカー)
・ペカソの「天使の休息」という絵が飾られている
・毛利親子とコナンのポジションが板についてきている
・小五郎の手柄が朝刊の紙面に登場
感想
『理由はどうあれ私は殺人者… 私もまた… 悪魔になってしまったのですよ…』
『その証拠に純真な小さな正義の目は欺けなかった…』
トラウマ回の一つですね。なんともむごい殺し方をされた真中オーナー。殺害の一部始終を記録していたビデオを見た際も、小五郎や目暮警部も目をそらすほどです(コナンはばっちり両の目を開いてます)。警備室では、警部たちがいない間に防犯カメラの録画を再生していた警備員が「スプラッタ映画並みだぜこりゃー」と表現しています(この人たちも強者です)。小五郎の指摘に対し、犯人が悪あがきをしないのも潔くていいですね。ちなみにこの犯人、コナンがただものではないことに気づいています。
▼光彦に激似の警備員(左)
▼毛利家の実権を握るのは言うまでもなく…
▼必殺、取ってつけたような子供のフリ作戦。「ボクちょっとトイレ」の前身でしょうか
▼祝!紙面デビュー!?
画像引用元:名探偵コナン4巻